貸倉庫ならではのメリット
季節限定で使用するレジャー用品を始めとした日常での利用頻度が低い物を預けるために貸倉庫を利用する人も少なくありません。利用者の中にはトランクルームと混同している人もいますが、細かい点で違いがあります。貸倉庫ならではの魅力の一つが利用条件の緩さです。貸倉庫は荷物を置くためのスペースを借りる形になるので大半の所がサイズや時間に制限を設けていません。スペースに収まるのであればバイクや自転車といった大型の物でも入れることができます。ただし、爆発や火災に繋がる恐れのある可燃性物質は預けることはできません。屋外型の貸倉庫は昼夜を問わず出入りが自由になっているケースも多く、自分の好きなタイミングで荷物を取り出せるのも魅力です。
利用にする上でのデメリット
貸倉庫のデメリットとして挙げられるのが環境の悪さです。貸倉庫は管理者による環境整備の義務が定められていません。エアコン完備で1年を通して快適な環境で預けられる屋内型トランクルームと違って季節によって環境が大きく異なります。夏場の高温多湿、冬場の低温など極端な環境の変化が起こることを想定して荷物を預けることが基本です。荷物に対する補償義務も定められていないため、環境が原因で荷物に被害が出た場合でも弁償してもらうことができません。屋外型の貸倉庫は出入りに制限が設けられていないので契約している人以外でも敷地内に入ることは可能です。盗難被害についても管理者に責任を追及できません。必要に応じて個人で防犯対策を施さなくてはいけないという点もデメリットと言えます。
流通は商品が移動して顧客に届くまでの一連の流れ全てを指す業務であるのに対し、物流は商品を移動させる業務で、流通業務の一つです。